わたしが誰か解っても知らん振りをしてくれ

三十路の貧しい腐女子が化粧品の話をしたくて作りました。

化粧遍歴

目覚めるのが遅かった。
支離滅裂になるとは思うが書いて行く。


小学生の頃はひどいアトピーで、目の周りや口の周りが乾燥でボロボロだった。
それでクラスの男子にいじめ紛いの悪口などを言われて居たが、持ち前の負けん気の強さを発揮し、そういう男子を教科書や定規やランドセルなどでぶん殴って(ひどい)黙らせていた。
中学生になるとアトピーは割と落ち着いた。でも自分の肌の弱さを自覚していたので、日焼け止めとかも怖くて塗れなかった。

高校生になると周りはみんな化粧を始める。でも自分はほとんどしていなかった。親も何にも言わないし。基礎化粧品についての知識もほとんどない。今で言うオールインワンとかそういうのを買っていたか。あまり覚えていない。
あ、眉毛を細くしたり、透明マスカラをつけたりくらいはしていた。
クラスや部活に化粧の上手な子が居て、少し羨ましかった。
二年生のとき?に、先生から「お前化粧してんじゃねえのか?」と言われたのは強く覚えている。目がハッキリした形なのでアイラインを引いているように見えたらしい。

大学生。化粧を覚え始める。知識が全然なくて、素肌にいきなりファンデーションとか平気でやってた。
それでもまだ何とか誤魔化せていたのは、たぶんニキビがあまり出ない体質だったからだと思う。
一番最初に買ったのはカルディナーレというブランドの下地だかリキッドファンデ。
それだけ塗っとけば大丈夫、みたいなやつ。
セザンヌと出会ったのはもう少し後のことです。
初めて買ったアイシャドーは100均かモノコムサ。そのあとにキャンメイク
本当に何も知らなくて、茶色が無難とかそういうのを。好きだった紫色系のものを選んでいた。
就活のために化粧を教わりに六本木の就職支援センターみたいなのに行ったけど、チークと口紅を塗れ、くらいしか言われなくて絶望した。

社会人になれた。
都心の某おしゃれ地区みたいなところで働くことになった。が、化粧をしていなかった。
いや、化粧はした。朝すっぴんで出勤し、空き時間にちょいちょい化粧をして、夕方くらいに顔が完成していた。
「デートでも行くの?」と冷やかされたが、残念ながら独りだし、行くのはBL本を買うための書店ばかりだった。
ダイソーの、エルファーのアイシャドーの茶色が滅茶苦茶好きだった。あと、先輩から赤のアイシャドーが似合うと言われたけど、うまく扱えなかった。
異動して、また別のおしゃれタウンみたいなところに配属された。
そこでは日差しをガンガン浴びなくてはならないため、朝からきちんと化粧をするようになった。
崩れにくいメイクを研究し、試行錯誤した。アラサーになっていた。

そして最近。
身内の結婚式に出席するために改めて化粧を勉強しようと思い立ち、YouTubeを眺め始めたことから今に至る。


ちなみに、今でも自分の肌が強いんだか弱いんだか解らない。
基本的にアルコール分のない・または少ないのものを選んでいるからかも知れないけど、日焼け後や超乾燥している時期に油断したとき以外はあまり肌が荒れない。
なんなら化粧落とすのを忘れて寝る日が一年のうち半分くらいあるけど、今のところあまり響かないから(響いてるんだろうけど気にならないから)余裕ぶっこいてしまう。
大学生の頃から友人に「肌に爆弾を落としているようなものだよ!!」と叱られているけど、十年近く経ってもどうにもこうにも…寝落ちしてしまう…。

デパートのカウンターには今でもビビっていてあまり近寄れない。特にDiorが怖い。